のり弁当 - 漫画の感想ブログ -

漫画の書評や読書感想を書いてます。時々、つぶやきもあります。

ハラハラドキドキ、胸キュンな漫画『椿町ロンリープラネット』を、漫画『僕と君の大切な話』で解析してみた

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今回は漫画の感想というより解析です。女性漫画の王道と評される『椿町ロンリープラネット』の1巻が無料で配信されていたので読んでみたんですが、すごく面白い!!結局あっという間に8巻まで買って読んでしまい、見事に「無料」戦術にはまってしまいました。

ハラハラドキドキ、胸キュンは、女子漫画のお約束。そもそも漫画にかかわらず創作物に登場する主人公には、これでもかというくらいに次から次に試練が与えられるので、読んでる読者がハラハラドキドキするのは当たり前なんですが。さらに主人公に共感したり感情移入していたりすると、もう次回まで待てない!みたいになってしまいます。

椿町ロンリープラネット』もやはりこのスタイルで、主人公は好きになった相手に振り回されたり胸キュンしたり。相手がその都度、理由や事情を説明してくれるわけでもないし、何を考えているのかわからないから当たり前ですよね。相手の気持ちを知っているのは作者だけです。

一方、以前にも紹介した『僕と君の大切な話』は、恋愛ものなんですが、この作品の持ち味は、男性女性のどちらの主張も疑問も細かく会話にして説明しているところです。お互いが異性に対して感じていることをいろいろ取り上げて男女の考え方や感じ方の違いを解説してくれます。読むとひとつやふたつは「そうそうあるある」となりますよ。

ところで、コミックス3巻が発売になったばかりの『僕と君の大切な話』なんですが、冒頭でいきなりモブキャラ女子が核心を突く話をして驚いてしまいました(もう3巻目なので冒頭というのもおかしいですが)。

モブキャラ女子は、

「恋には障害があればあるほどキュンなんです。」

 

「物語は枠にはまってはダメ。むしろ破綻を目指さなきゃ。」

 

と大胆不敵に発言していて、これが恋愛系の創作の世界なのかと驚く人もいるはずです。特に少女・女性漫画を読まない男子諸君!これが現実です。

もちろん創作なので「あり得ない」とか「ばかばかしい」とか感じる人もいるかもしれません。しかし、たとえばスポーツ漫画。このブログで紹介したものだと『さよなら私のクラマー』みたいなスポーツ系。主人公たちの前に立ちはだかる強敵。恋愛系もスポーツ系も基本的な部分は同じです。続きが気になるー!!っというのはどこも同じです。こち亀みたいな一話完結の漫画はまた別物ですが。

椿町ロンリープラネット』は8巻の終わりに新キャラが登場して、これからこの二人はどうなるというところですが、今月末に9巻が発売予定です。

はっきり言って雲行きが怪しくなってきた8巻終わりから想像して、何事もなく無事に収まるわけがない!!あんなに純粋で頑張っている主人公に、次々に試練を与え続ける作者は尋常ではない!!と、感じてしまうのもストーリー展開の絶妙さによるものです。作者・やまもり三香さんは相当な切れ者だと思います。

とてもじゃないですがちゃんと解析したとは思えない今回の記事ですが(言いたいことはまだまだあります)、いつも硬い感想ばかり書いているので、たまにはやわらかい話もいいですね。

椿町ロンリープラネット』は電子版で読みましたが、記念に紙のコミックス1巻を買いました。

ふたつの漫画がごちゃまぜになってすみません。