のり弁当 - 漫画の感想ブログ -

漫画の読書感想を書いてます。時々、つぶやきもあります。

漫画『タイムスリップオタガール』にタイムパラドックスの概念はあるのだろうか

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漫画でも映画でもタイムトラベルものが好きなんですが、自分としては、タイムスリップした瞬間に元の時間軸から、パラレルワールドの別の時間軸へ移動すると思っています。もし、過去へタイムスリップしたとして、過去を少しでも変えたとすると、未来が変わってしまう。と、いう風には思ってなくて、別の時間軸の世界(パラレルワールド)の未来が、元の時間軸の未来の世界と違うだけ、と考えてます。

たとえば、第二次世界大戦の後、アメリカと旧ソ連は冷戦状態になりましたが、もし未来の誰かが過去に戻って第三次世界大戦を食い止めていたのだとすると、今はパラレルワールドの時間軸上を進んでいるという考え方なんですが。

映画だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ターミネーター」なんかも、個人的にはおかしいと思っていつつ、ストーリーが面白いので、これはこれでいいか・・・みたいに思ったりしてます。

ところで漫画『タイムスリップオタガール』ですが、30歳の主人公・城之内はとこがタイムスリップ(しかも4回も)して中学生の自分自身にからだだけが戻ってしまうという、愉快な設定のタイムトラベルストーリー。

自分のクラスの自分の座席を忘れていたり(言われてみれば当然だと思います)、クラスメイトの名前を忘れていたり(同じく当然だと思います)、2巻では家庭科の調理実習で、見事なキャベツの千切りをやってみたり(素晴らしい想像力!)、シチュエーションに応じて、実に細かいところまで熟考された見事な出来栄えの作品です。

亡くなったおばあちゃんが元気に生きていて、主人公が涙しておばあちゃんの肩を揉んであげたり(目頭が熱くなります)、少ないおこずかいしかないないのに、いつもの癖で簡単に自動販売機でジュースを買ってしまったり(よく気づいた!)、毎日、友達同士で仲良くおしゃべりしつつ、遊びに行く約束事を覚えてない主人公(ここまで感づくとクラクラとくる)なんですが。

長くなりましたが、問題のタイムスリップにより過去を変えてしまうということについてなんですが、主人公は、ほとんど何も気にしてない!!

んー、まあ、そもそも主人公はタイムパラドックスとか、考えたこともないのだろうかと思ってしまい、この作品はタイムスリップ物語というより、転生ものの漫画ではないかと感じてしまうくらいです。転生したら、中学生の自分自身だったという感じです。

しかしながら、時々、胸を打たれるシーンが出て来て、忘れていたことを思い出させてくれる良い作品だなぁ、と感じ入っています。この際、未来が変わってしまうとかどうでもよいな、と、妙に納得してしまうのでした。

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