のり弁当 - 漫画の感想ブログ -

漫画の読書感想を書いてます。時々、つぶやきもあります。

2018年に実写映画化予定の漫画『響 ~小説家になる方法~』の主人公・鮎喰響のインプットレベルとアウトプットレベルの解析と感度の上げ方

『響 ~小説家になる方法~』は、このブログでも紹介しましたが、本棚を倒したり、椅子を蹴飛ばしたり、あげくの果て、有名作家にキックをお見舞いするガチガチに尖った主人公・鮎喰響(あくい ひびき)が、芥川賞直木賞を同時受賞してしまう。その文才と感性はどうやって培ったのか。と、いう天才系の人たちに共通するインプットとアウトプットのレベルを分析し、感受性の上げ方を考えたいと思います。

ibukiyama.hatenablog.com
漫画『響 ~小説家になる方法~』の主人公・鮎喰響は、知らない小説は無いといっていいほどの読書家ですが、響が通う高校の文芸部の本棚を「面白い本とつまらない本」に棚で分けてみたり、有名な小説家・鬼島仁(きじま ひとし)を、「昔売れてた小説家だが今はつまらない話しか書かない」と評してみたり。彼女の読書量は相当なものだと想像できます。つまり量という面でのインプットレベルが非常に高いです。

一方、アウトプットレベルはというと、語彙力があるのはもちろんですが、彼女が表現する世界観が抜群に冴えている、ということで芥川賞直木賞を同時受賞したと考えていいと思いますし、他の文芸部員が、響が書いた小説を勝手に賞に投稿して大賞に選ばれてしまう事件からしても、別のジャンルの小説を書くこともできます。つまり、アウトプットも自由自在のレベル。

しかし、アウトプットするためには、手持ちの駒が無くてはならないので、結局のところ、インプットがどれだけできているかが、かなり問題になってきます。そしてインプットに大切なものが、単純な量だけではなく、感受性です。

たとえば、音楽で例に挙げてみると、ド・ミ・ソという和音。普通なら、安定感のある和音に聴こえます。では、ド・レ・ミの音を同時に出すとどうでしょうか。変な雑音に聴こえます。ところがジャズの音楽の世界になると、不協和音(ド・レ♭・ソなど)は、ごく当たり前の音になります。この不安定な不協和音の音が聴きこなせるようになるには、簡単に言うと、基本ができているかどうか、ということになります。

感受性や感性は生まれつき備わっているものと言えますが、基本からマスターしていくと、あるレベルに達すれば、先の不協和音も理解できるようになるわけで、後天的にも身に付く能力です。身に付くスピードは人によって様々です。

漫画や小説を読んで感受性を豊かにするには、手っ取り早く、しかも確実なのは、読んだ後に感想を書くこと。ブログでもツイッターでも何でもいいので、その作品のどこに一番衝撃を受けたか、みたいな感想です。この感想の数をこなしていくうちに、アウトプットができてくるようになります。また、語彙力が必要ならば小説を読むこと。

ただやみくもに乱読するだけでなく、その作品についての感想を書くこと。これを訓練とは思わずに、寝る前の歯磨きのような気持で、どんどんやっていくと、感度が相当良くなりますよ。そして感想を他人に読んでもらうことも良いです。

自分で書いた『響 ~小説家になる方法~』1巻の感想ですが、正直言ってつまらないです。たぶんというか、今、思い出してみても1巻には、衝撃を受ける場面が無かった(自分的に)ためだと思います。何かこう強烈なインパクトが1巻になかったので、感想がつまらないと思うんだと。

さてさて、実写映画化されるとなるとどうでしょうか。

雑記ですよ。ただの雑記。