のり弁当 - 漫画の感想ブログ -

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モブキャラ女子が初めて恋する漫画『モブ子の恋』1巻2巻

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コミックス『モブ子の恋』2巻より

 漫画『モブ子の恋』。作者は田村 茜さん。主人公は自己主張が苦手な田中信子(たなか のぶこ)。大学生。スーパーのレジ打ちバイトの面接で名前をモブ子と間違えられてしまう、内気で控え目な性格。そんな彼女が、初めて恋をする物語。

 作品冒頭、道の端に咲く花を見て自分のようだと思い、脇役が自分に似つかわしいと思っているのが主人公・信子。大学生になりスーパーでバイトを始めるのだが、慣れない作業で苦戦しているところを同級生でバイトでは先輩の入江に助けてもらったことがきっかけで、彼を少し意識し始める。

 とは言ってもすんなりと話しが進まないのがモブ子の特徴。何せ自分は脇役が似合っていて物語の主人公になるなどとまったく考えてない。

 一方、信子が気にしている彼・入江も、実は恋に無頓着で、同じくバイトの金子から指摘を受けるものの、自分には無関係と思っている。しかし、スーパーの店内で四つ葉のクローバーを落とした女の子がきっかけで、彼もまた、信子に恋をしている自分に気が付くのだ。

 そんな中、バイト仲間同士で行くことになった水族館で、入江がついに信子をデートに誘い、そして、二人にとっては人生初めてのデートが決行される。もうガチガチの二人だが、恥ずかしいやら嬉しいやら。しかしそんな信子は思ってしまうのだ。

 

思わず願ってしまいそうになる。思い出の積み重なる未来を。

 


 まー、読んでいてこっちの方が恥ずかしくなります!!コミックス1巻では、なかなか話に動きがなかったため、感想が書けなかったんですが、コミックス2巻でジェットコースターとまではいかないですが、盛り上がってまいりました。

 信子も入江くんも真面目で純粋。彼女は空気の読み過ぎと自己主張が苦手なこともあって、多くの人たちの中では目立たない脇役ですが、立派なヒロインです。作者の田村 茜さんの満を持しての見事なストーリー展開で、読者を一気に惹きつけています。

 コミックス2巻の第9話と第10話が同じ内容で、主人公がそっくりそのまま入れ替わっている回には驚きましたが面白い!!

 脇役といっても、その人の人生では主人公です。他人と比べると脇役というだけです。なので、ほんとはみんな主人公。ただ違うのは、人それぞれ性格や考え方。自己主張をする人、しない人がいるだけです。信子はれっきとした主人公だから、何も問題ないです。主役が正しいとか脇役はあくまで脇役とか、そんなもの意味を持たないです。

 あと、「モブ子の習性」という解説が面白いです。それにしてもじれったい。でもそれがこの作品の特徴でもあるんですよね。

 コミックスは、ただ今、2巻が発売中です。

 追記。置き場所が無くなって来て、段々と電子書籍になってきました。